≪優秀論文≫ |
著 者: |
我妻 広明 (受賞時:理化学研究所 脳科学総合研究センター) |
論文題目: |
「実世界における脳の数理モデルの貢献−情報工学・ロボット工学との融合を考える−」 |
選考委員会総合コメント: |
広く脳科学と工学の将来を考えていて、構想は記念論文に相応しい。コンピュータ
技術者から脳研究に転進した著者が振り返る1990年頃から現在までの理論脳科学
の動向が格調高い文章で分かりやすく導入部で概観されている。脳の数理モデルと情
報工学・ロボット工学との融合を提案し、脳科学が日常に浸透する基礎技術(ユビキ
タス技術)として社会貢献することを目指すと論じており、脳科学の進展の方向性を
示す意味で評価できる。ベテランにも初心者にも、啓蒙的、示唆的、刺激的な考察や
見解が多く語られている。 |
≪創立20周年記念論文選考委員会委員≫
平井有三(委員長)、甘利俊一、福島邦彦、吉澤修治、塚田稔、安井湘三、臼井支
朗、石川眞澄、岩田彰、中島康治、夏目季代久 |
≪パネルディスカッション≫
日 時:2009年9月25日(金)13:30-14:30
場 所:東北大学 片平さくらホール
テーマ:脳科学の夢と使命 "Dream and Mission of Brain Science"
パネリスト:甘利俊一、福島邦彦、我妻広明、山崎匡、岡田真人、小池康晴
司会:岩田彰
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