NISS 2003 JNNS
niss2002
Home Schedule Topics Activities Members
niss2002

English

神経情報科学サマースクール
Neuroinformatics Summer School, 2003
脳の局所回路の計算機構


日程:2003年8月2日(土)〜8月6日(水),4泊5日
会場:けいはんな学研都市・国際高等研究所地図

 日本神経回路学会では,脳の情報処理メカニズムの理解をめざす大学院生・若手研究者を対象に,「神経情報科学サマースクール (NISS2003)」を開催します.このスクールは,生物・実験系および数理・工学系の双方の学生と研究者が,脳科学の最新の話題に触れ,いま何が問題なのか,どんなアプローチが必要なのかを,ともに考える場を提供することをめざすものです.
  実験家にとってはモデル化や解析法の数理的基盤を理解する機会を,理論家にとっては最新の実験事実や生データに触れる機会を提供するため,単なる講義に留まらず,十分な時間をとった質議討論とデータ解析やモデル化の実習を重視します. 今回は,新国会図書館の開館などで話題のけいはんな学研都市の国際高等研に場所を移し,「脳の局所回路の計算機構」のテーマで,下記の要領で実施致します.実験系・理論系双方からの意欲的な参加者を募集致します.

テーマ:脳の局所回路の計算機構

脳における情報の表現と変換,学習と記憶は,大脳皮質,海馬,大脳基底核,小脳などの局所回路で,それぞれに特徴的なニューロンの特性や回路の構造のもとでいかに実現されているのだろうか?多電極記録,光学計測や,ニューロンや回路モデルによる解析など,それぞれの領野で先進的な研究者を講師に招き,脳の局所回路の情報処理機構がどこまで解明され,これから何が必要かを議論する.

日程

8月2日(土) 脳の局所回路概論
8月3日(日) 大脳皮質の局所回路
8月4日(月) 小脳の局所回路
8月5日(火) 大脳基底核の局所回路
8月6日(水) 実習課題発表会

講義
  銅谷賢治(ATR):脳の局所回路の計算機構
  金子武嗣(京大):大脳皮質のニューロン,回路と機能
  大澤五住(阪大):視覚野のニューロンの時空間特徴選択性
  Miguel A. L. Nicolelis (Duke Univ.):Computing with Neural Ensembles
  関野祐子(群馬大):海馬の回路と記憶の制御
  平野丈夫(京大):小脳のニューロン,回路と機能
  青崎敏彦(老人研):大脳基底核のニューロン,回路と機能
  Dietmar Plenz (NIMH):Neuronal processing during Up states in cortex and basal ganglia
  加藤英之(New York Univ.):ニューロンモデルとSynfire chain

実習テーマ

  1. NEURONシミュレータを用いて検証するSynfire Chainの安定性
  2. ニューラルネットワークにおける確率共振とその機能
  3. シータ波による脳内情報処理メカニズム
  4. 視覚野のニューロンの時空間特徴選択性
  5. 大脳基底核,線条体の局所回路のモデル化とその機能の推定

参加募集:
定員25名に対し73名の方から応募をいただき、申込は2003年5月30日(金)をもって締め切らせていただきました。 多数のご応募、誠にありがとうございました。募集要項

 


主催:日本神経回路学会
共催:(財)国際高等研究所
 

玉川大学COEプログラム
ATR脳情報研究所

協賛:電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会

日本神経科学学会

神経情報科学サマースクール2003実行委員会

事務局 jnns-niss@umin.ac.jp


NISS2003[Home] [Schedule] [Topics] [Activities] [Members] [English]
E-mail: jnns-niss@umin.ac.jp
NISS Home: http://www.jnns.org/niss/
JNNS Home: http://www.jnns.org/