2024年度 時限研究会 公募
2024年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
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対 象 2024年3月〜12月初旬までに実施する研究会1件
実施形式はオンサイト・オンラインのどちらでも構いません.
神経回路学会が契約しているMicrosoft Teamsを利用したオンライン研究会を開催することも可能です。
ご利用を希望される方は,その旨を実施計画書に明記してください。
Teams利用にあたりご不明な点は,6問い合わせ先にご連絡下さい. - 金 額 30万円以内
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応募締切 2024年2月10日(土)
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応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2024年2月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
応募要領 (PDF▼) |
計画提案書 (Word▼,PDF▼) |
実施報告書 (Word▼,PDF▼) |
決算報告書 (Excel▼) |
日本神経回路学会では,毎年,時限研究会を公募しています.
優秀な研究会には資金の支援をしています.
最近の支援結果
2023年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2023年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
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対 象 2023年3月〜12月初旬までに実施する研究会1件
実施形式はオンサイト・オンラインのどちらでも構いません.
神経回路学会が契約しているMicrosoft Teamsを利用したオンライン研究会を開催することも可能です。ご利用を希望される方は,その旨を実施計画書に明記してください。
Teams利用にあたりご不明な点は,6問い合わせ先にご連絡下さい. - 金 額 30万円以内
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応募締切 2023年1月30日(月)
応募数が少ない場合は,延期することがありますので,予めご了承下さい. -
応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2023年2月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2023年度 応募なし▼
2022年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2022年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集致します。
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
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対 象 2022年1月~12月初旬までに実施する研究会1件
実施形式はオンサイト・オンラインのどちらでも構いません.
本年度より、日本神経回路学会が契約しているMicrosoft Teamsを利用したオンライン研究会を開催することも可能です。ご利用を希望される方は,その旨を実施計画書に明記してください。Teams利用にあたりご不明な点は,問合先にご連絡下さい. - 金 額 30万円以内
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応募締切 2021年12月5日(日)
応募数が少ない場合は,延期することがありますので,予めご了承下さい. -
応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい. - 採否の通知 2021年12月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2022年度 応募なし▼
2021年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2021年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集致します。
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2021年1月~12月初旬までに実施する研究会1件
実施形式はオンサイト・オンラインのどちらでも構いません. - 金 額 30万円以内
- 応募締切 2020年11月30日(月) ←2020年12月14日(月)の正午まで延長いたします。応募数が少ない場合は,延期することがありますので,
予めご了承下さい. -
応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい. - 採否の通知 2020年12月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2021年度 応募なし▼
2020年度 時限研究会 採択結果
2020年度は下記の1件の研究会を時限研究会として採択しました。
認知モデル研究会 「認知過程の多面的な理解とモデル化」
開催日:2021年1月9日(土)
場 所:オンライン開催
世話人:大森隆司(玉川大学)
<研究会の趣旨と内容>
現代は人工知能の時代であると同時に,仮想キャラクタやロボットなど多くの擬人化エージェントが活動する時代である.そのエージェントには人間的な側面が創発してくる特性を期待するが,人工知能は学問としての人間的側面の実現には技術分野としてややずれがある.それを補完するのが心理学,認知科学,神経回路学,神経科学,社会心理学などの人間理解に関わる科学であるが,その分野の知見は人間理解については多くの進展があっても,現実場面で行動するエージェントの工学的な実装にはいまだ力不足である.
そのため,人間のモデル的な理解がますます重要になってきた.人がどうやって世界や他者や社会を知覚し,思考し,行動するのか?それをモデル的に理解することは,単に科学的な興味だけでなく,人の活動を支援することを目指す現代の先端科学・工学の主要テーマでもある.
しかし日本でのこの分野は,関係研究者が各種学会に分散し,交流の場が不足している.これまで,科研費新学術領域「認知的デザイン学」が社会性を基本テーマとしてその役割を担ってきたが,昨年度でその活動は終了した.それ以降に我々は,2019年度には6月の人工知能学会大会,9月の認知科学会大会にて企画セッションを開催し,関係する研究者の相互交流を図ってきた.しかし2~3時間程度の研究会では議論の量と幅が限られる.そこで本計画では,広義の認知モデルに関わる研究者が泊りがけで集まり,十分な時間をかけて成果・アイデア・構想を交換する場を作ることで,認知モデル研究を発展させていくことを目指す.
2020年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2020年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集致します。
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2020年1月~12月初旬までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2019年11月30日(土) ←12月15日(日)まで延長しました。応募数が少ない場合は,延期することがありますので,
予めご了承下さい. -
応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2019年12月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2020年度の採択結果 1件▼
2019年度 時限研究会 採択結果
2019年度は下記の2件の研究会を時限研究会として採択しました。
システム神経科学スプリングスクール2019(SNSS2019)
開催日:2019年3月10日~2019年3月13日
場 所:コープイン京都
世話人:石井信(京都大学)
<研究会の趣旨と内容>
「システム神経科学」は、脳・神経系の全体像を分子、回路から行動に至るまでマルチスケールシステムとして理解することを目的とした研究分野である。我々は、日本神経回路学会のご支援のもと、同分野の国際的な研究者を招聘して最先端の研究をご講演いただくことにより、1) 計算神経科学分野における若手研究者、および学生の育成を図ること、2) 研究者同士の交流を促進することを目的として、「システム神経科学スプリングスクール(SNSS)」を2002年度より2014年度まで継続して開催してきた。その後、諸事情により開催を見合わせていたが、本年度、あらたにSNSS 2019とし再始動することとした。そのご支援をお願いする次第である。
同スクールの特色は3泊4日の合宿形式であることである。最初の一日を予習会に充て、参加者各々が講師の指定する文献を日本語で紹介する。システム神経科学や英語に不慣れな大学院生であっても、前もって十分に勉強することができ、引き続く各講師の講演をより深く理解することができる。また、ポスターセッションを兼ねた夜の懇親会を開催する。ざっくばらんな雰囲気のなか夜遅くまで議論することができ、若手研究者同士の交流を深めることができる。
“Predictive coding and active inference to know and explore the world”
運動制御・学習における予測コーディングの神経実装の可能性について
開催日:2019年4月23日
場 所:富山国際会議場
世話人:瀧山健(東京農工大学)
<研究会の趣旨と内容>
大脳皮質の領野間に存在する求心性と遠心性の経路や、皮質の各層にまたがる再帰的結合の機能的意義など、脳の解剖学的構造と計算論的機能の整合性については、予測的コード(predictive coding )によって良く説明することが出来る。視覚や聴覚を対象として、Prof. Rajesh Rao等が提案した理論を実現するアーキテクチャの検討や実験的なエビデンスが集まってきている。一方、運動制御においては、Prof. Kurl Fristonを中心に、運動野における各層をまたぐ再帰的結合や、運動ニューロンと介在ニューロンによって構成される再帰的結合など、運動制御アーキテクチャの階層性の各段階における予測的コードに関する理論が提案された。しかし、それは理論的な可能性の提案に留まり、例えば逆モデルや最適制御の検証で行われてきたような、構成論的な検討は進んでおらず、行動実験による検証もされてこなかった。一方、運動制御の計算理論は、内部モデルによる予測、ベイズ統合や、最適制御など、予測情報の統計的性質と再帰的な計算に関して議論されてきたものの、制御工学から発展したブロック線図的な理解に留まり、運動野から運動ニューロンまでの階層的で再帰的な結合に関しては深く議論されてこなかった。
このような運動制御における計算論研究分野の膠着状態を突破するきっかけとして、世界最大の運動制御研究の国際会議であるNCM(Neural Control of Movement) Meeting 2019が初めて日本(富山)で開催されるチャンスを利用し、そのサテライトミーテングとして、運動制御分野における予測的コードの可能性を議論する会議を企画する。
具体的には、計算論研究者、ロボット研究者、ヒトを対象とする実験科学者、神経生理学者をスピーカーとして招聘し、運動制御システムを構成する皮質・脊髄ネットワークの各階層における予測的制御の可能性を、理論・構成論・生理を含む多角的な観点から議論する。
2019年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2019年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り新たに募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2019年1月~12月初旬までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2018年11月30日(金)
応募数が少ない場合は,延期することがありますので,予め
ご了承下さい. -
応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2018年12月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2019年度の採択結果 2件▼
2018年度 時限研究会 公募
2018年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り新たに募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2018年3月~12月初旬までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2018年1月5日(金)
応募数が少ない場合は,延期することがありますので,予め
ご了承下さい。 -
応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2018年1月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2018年度 応募なし▼
2017年度 時限研究会 採択結果
2017年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました.
開催日: 2017年8月25日(金)
場 所: 京都大学吉田キャンパス
国際科学イノベーション棟5階 シンポジウムホール
世話人:島崎秀昭(京都大学大学院情報学研究科・ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
<研究会の趣旨と内容>
深層学習・リカレントネットワーク研究の急速な進展により,高い水準での物体認識・音声認識・自然言語処理が可能になっています.多量のデータに基づく認識技術の劇的な向上は,今私たちの生活を大きく変えようとしています.一方,人と動物は環境に埋め込まれた存在として,行為により環境や他者を活用しながら認知的活動を行なっています.このような身体化された認知はロボティックスや発達心理学における先駆的な研究がありますが,神経科学的基盤や数理モデル・情報論的な適応原理の探求は始まったばかりであり,自由エネルギー原理(free energy principle),能動的推論(active inference)・予測符号化(predictive coding)など様々な名前のもとで注目すべき研究が進展しつつあります.
本研究会では認識・行動・環境変化の円環を重視して,脳の数理理論を構築している研究者,また実験的に適応原理を調べている研究者をお招きして最新の成果を紹介して頂きます.加えて,身体性の能動的認知を研究されているロボティックス研究者・哲学者をお招きして問題意識を伺います.認識・行動と環境への適応を扱う脳の理論は,今後進展が期待される実環境での人工知能技術の理論的支柱となると考えられます.理論・実験神経科学になにが期待されるか,どのように人工知能技術に活かされるかを議論します.
2017年度 時限研究会 公募 ※本公募は終了しました。
2017年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り新たに募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2017年4月~12月初旬までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2017年2月28日(火)
-
応募先 計画提案書に必要事項を記入の上, emailにて
まで送付して下さい.
万一,提出後1週間経過しても受領の返事がない場合は,その旨ご連絡下さい。 - 採否の通知 2017年3月末までにe-mailにて通知.
- 問合先
2017年度の採択結果 1件▼
2016年度 時限研究会 採択結果
2016年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました.
開催期間:2016年 9/26(月),27(火)
開催場所:電気通信大学 東3号館 306講義室
<研究会の趣旨と内容>
近年のディープラーニングブームに伴い,神経回路モデルの学術的意味は大きくなってきています.その一方で,1980 年代に起こった神経回路モデル技術への総括自身は,それ程活発に行われておらず,現状では新規参入の研究者に対する技術的道標が不明瞭になっていることも否めません.日本国内では,多くの先達が80年台から90年台にかけて,かなり精力的に研究されてきたにも関わらず,現在では海外での研究が逆輸入されるような形になっています.
そこで一旦過去の事例をおさらいし(温故),未来に向けての新しい技術を開発するための知識(知新)とするような研究会を企画致しました.研究会の構成としては,現在までの知識体系を一旦まとめ,これを実現するための実装に関する知識を深め,さらに未来に向けてどのような研究を成すべきか,応用や理論といった方面での講演を新進気鋭の若手に行ってもらう予定です.
世話人:庄野 逸先生(東京電気通信大学)
2016年度 時限研究会 公募
2016年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2016年2月~12月初旬までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2015年12月21日(月) ← 12月28日(月)まで延長しました。応募者が少ない場合には、延期することがありますので、
予めご了承ください。 - 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 問合先
2016年度の採択結果 1件▼
2015年度 時限研究会 採択結果
2015年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
眼球運動を制御する小脳中枢機構の理解へのデータ駆動型アプローチ
開催期間:2015年8月1日
開催場所:電気通信大学 東3号館 3階 マルチメディアホール (東京都調布市)
<研究会の趣旨と内容>
小脳の研究は伝統的に、1970年前後に提唱されたMarr-Albus-Ito理論を道標として、理論が先にあり実験がそれを追試するという仮説主導型で進められてきた。一方近年の脳研究、特にHuman Brain Projectや革新脳等の巨大プロジェクトでは、膨大な実験データを逐一コンピュータ上に取り込み、大規模な解析や数値計算を行って何が見つかるかを検討するデータ駆動型にシフトしつつある。このような状況で、データ駆動型の小脳研究とはどうあるべきか、また仮説駆動型研究とデータ駆動型研究をどのように融合することが可能かについて議論・検討するのが本研究会の趣旨である。
本研究会は特に眼球運動に関わる小脳中枢機構をテーマとする。眼球運動は定量性・客観性に優れ、また感覚入力・運動出力と脳内関連領域の神経活動との強固な相関があることから神経科学の様々な分野で用いられている。視覚入力のみならず、前庭入力、体性感覚あるいは脳の中の病変、そして情動や思考といった高次脳機能など、様々な要因がその運動に影響を与える。報酬系・情動・社会性などの高次脳機能研究においても、眼球運動を指標とする大きなアドバンテージがある。さらに、数少ない実用性の高い数理モデル構築が可能となる。これらのことは眼球運動の研究が小脳に関する膨大なデータを提供していることを意味し、データ駆動型研究を議論するうえで最も適切なテーマであると考える。また、このようにテーマを限定することにより、議論の発散を防ぎ、より問題にフォーカスするという意図もある。
本研究会は、海外からの招待講演者二名を含む最低五名の研究発表とフリーディスカッションで構成される。参加の内諾を得ている海外からの講演者は以下の2名である。
- Tatyana Yakusheva (Washington University, Department of Otolaryngology)
- Yoshiko Kojima (University of Washington, Washington National Primate Research Center, Department of Physiology and Biophysics)
Yakusheva博士は眼球運動における小脳の役割について霊長類を用いた電気生理の研究を行っており、特に前庭入力における抑制系の役割について、膨大なデータから非常に重要な知見を継続的に発表している。本研究会ではこのようなビッグデータから何が読み取れるのかを講演される。小島博士は眼球運動の中でも特に衝動性眼球運動の適応学習を評価系に用いた電気生理学的アプローチが専門で、小脳学習に不可欠な誤差信号の非常に精密な解釈について講演される。
上記二名の招待講演者は米国NIHのR01グラントに最近採択された気鋭の女性研究者であり、日本と米国の事情の違いや女性の視点による研究のあり方等についても議論が及ぶことが期待できる。その他、三十台後半~四十台前半の、現在まさに小脳研究の第一線で活躍している国内の若手研究者の講演を予定しており、今後の小脳研究のあり方を含め活発な議論を行なう。また、本研究会ではパネルディスカッション形式の質疑応答セッション及びポスターセッションに多くの時間を費やすことで、膨大なデータの解析に悩む大学院生及びポスドクと積極的な討論を行ない、データ駆動型の神経研究について理解を深めたいと考えている。
本研究会は都内近郊で一日開催を予定している。場所は申請者が所属している電気通信大学を一つの案として予定している。都内近郊には多くの大学と理研脳センターをはじめ小脳研究で著名な研究所が複数存在するため、多数の参加者が見込まれる。
本研究会は海外からの講演者二名の招聘に多額の費用がかかる。本研究会の開催を補助していただければ幸いである。
世話人:山崎 匡先生(東京電気通信大学)、加藤 明先生(東海大学)
2015年度 時限研究会 公募
2015年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2015年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2014年12月15日(月)
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 問合先
2015年度の採択結果 1件▼
2014年度 時限研究会 採択結果
2014年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
「若手脳研究者に向けたレクチャー&ワークショップ合宿~予測と意思決定の
脳内計算機構及び動物行動と神経活動との因果関係を探る~」
開催期間:2014年3月29日~2014年3月30日
開催場所:ホテルウィングインターナショナル相模原(神奈川県相模原市)
<研究会の趣旨>
本研究会を主催する脳科学若手の会についてまず説明いたします。脳科学若手の会は,日本神経回路学会オータムスクール(ASCONE)で知り合った脳・神経科学関連分野の学部生・大学院生が2008年6月に立ち上げた会となります。脳・神経科学に関連する様々なバックグラウンドを持つ若手の交流の場を構築することによって,多様な視点を持った人材が互いに刺激し合う場を提供し,将来における脳・神経科学の分野横断的な進展に貢献したいと考えて活動しております。
本会では活動の一環として毎年春に1泊2日の合宿形式での勉強会を開催しております。2009年度に第1回合宿を神経回路学会の2009年度時限研究会として開催させていただいてから、これまで毎年開催してまいりました(2011年度を除く)。今年度も学部生・院生・若手研究者を対象に、講師の先生をお招きして開催する予定です。講師の先生のご講演とワークショップを通して、若手研究者が以下の目的を達成することを目的としております。
- 講演を通して最先端の研究内容を知り、神経科学の多様な視点を獲得する
- 講演を通して研究の試行錯誤に触れ、研究者としての問題解決能力を磨く
- ワークショップを通して、多様なバックグラウンドの若手研究者と共同で活動する能力を磨く
- 合宿全体を通して、今後この分野を担う若手研究者同士が交流を深める
本年度は遠方より先生をお招きして開催することを考えており、研究会開催の補助をいただきたいと考えております。
<研究会の内容>
「若手脳研究者に向けたレクチャー&ワークショップ合宿 ~予測と意思決定の脳内計算機構及び動物行動と神経活動との因果関係を探る~ 」 という内容で合宿形式での勉強会を開催いたします。2名の講師をお招きし、参加者(学部生・院生・若手研究者)を含め、40名程度での開催を予定しております。
講師の先生として
- 理研BSI 行動神経生理学研究チーム チームリーダー 村山正宜先生
- 医学研究科 准教授 高橋英彦先生
の両先生にご登壇いただく予定であり、既にご参加の了解をいただいております。
実施報告▼(日本神経回路学会誌 Vol. 21, No. 2 (2014), 105-107 掲載)
<2014年度 時限研究会 公募>
2014年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
将来の研究の進展を先取りする,新たな発想に基づいたチャレンジングな研究会を是非ご提案下さい.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2014年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2013年12月6日(金)12月11日(水)まで延長しました。
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 問合先
2014年度の採択結果 1件▼
2013年度 時限研究会 採択結果
2013年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
■第1 回研究会
開催日:2013年10月5日(土) 13:00-17:00
開催場所:大阪府立大学
■第2 回研究会
開催日:2013年11月16日(土) 13:00-17:00
開催場所:東京女子大学9号館9105教室
演題:
「動物,非動物概念の二重乖離におけるパラメータ過剰問題」 浅川伸一(東京女子大学)
「心理実験を用いて脳内の学習原理を探る」牧岡省吾(大阪府立大学)
「機能語の獲得と内容語の獲得の計算モデル」岡夏樹(京都工芸繊維大学)
「読みにおける表象間の対応に関する組織性と計算効率」伊集院睦雄(東京都健康長寿医療センター 研究所)
<研究会テーマの趣旨と内容>
本研究会の趣旨は,神経心理学および認知神経心理学研究におけるツールとしてのニュー ラルネットワークに着目し,その可能性を探ることである。
認知神経心理学とは,認知科学や認知心理学のモデル論的考察から脳損傷患者の病状 理解をめざす分野である.典型的な認知神経心理学では,症状を観察する以前に正常のモ デルとして一般認知理論を背景とする理論的な枠組みを用意する。その際,認知心理学的 手法としてのタスクアナリシスを駆使し,情報処理ステップを可能な限り詳細に考察し, 処理の各ステップに関与すると考えられる課題を設定する。そして,当該の患者がその理 論的仮定のどの部分に障害を示しているかを確認し,その結果と脳損傷部位のMRI 画像 などとの照合が行われる。神経心理学的データは脳内の特定の部位と特定の認知機能との 関連付けに対して,比較的単純な対応関係を明らかにしてくれるが,複雑な相互作用をす る脳では,このような神経心理学的な考察だけでは十分とは言えない。一方,脳の構成論 的研究のツールである神経回路網研究は相互作用をする複雑なシステムとしての脳の振 る舞いと,そのシステムが損傷したときの効果との関係を推論する手段を提供している。 そのような推論の妥当性を機能論的に検証できる。神経回路網モデルは,脳の構成論的研 究を神経心理学に適用することを基本手法とするが,神経回路網モデルを破壊すること によって,さまざまな認知機能の障害をコンピュータ上に再現できる。人間の認知機能と 神経回路網モデルのプログラムとを同一視し,かつ,このプログラムを部分的に破壊する ことと脳損傷を同一視することとによって,近年の神経心理学は大きく変化してきた。人 間の認知機構を理解する上でも,あるいは実際の脳損傷患者の症状を理解するためにも, コンピュータを用いた人工脳損傷研究は重要だと考えられる。倫理上の制約から実際の人 間の脳を破壊して実験を行なうことは不可能だからである。神経回路網モデルによる神経 心理学的データの解釈は,実際の脳損傷患者を扱う神経心理学に対して強力な道具を提供 していると言える。
本時限研究会では,このような事実に鑑み,この分野の研究者間でのコミュニケーショ ンを促進し,もって,研究の活性化を意図するものである。
世話人:浅川伸一先生(東京女子大学)
実施報告▼(日本神経回路学会誌 Vol. 21, No. 1 (2014), 32-33 掲載)
2013年度 時限研究会 公募
2013年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
従来の枠にとらわれない,チャレンジングな研究会提案の応募を歓迎します。
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2013年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2012年12月21日(金) 応募は締切りました
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 採否通知 2013年1月にemailにて通知。
- 問合先
2013年度の採択結果 1件▼
2012年度 時限研究会 採択結果
2012年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
開催日:2012年6月19日・20日
開催場所:理研(和光市)
世話人:坪 泰宏 先生(理研BSI)
実施報告▼(日本神経回路学会誌 Vol. 19, No. 3 (2012), 153-155 掲載)
2013年度 時限研究会 公募
2013年度の日本神経回路学会時限研究会を下記の通り募集します.
従来の枠にとらわれない,チャレンジングな研究会提案の応募を歓迎します。
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2012年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2012年12月21日(金) 応募は締切りました
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 採否通知 2013年1月にemailにて通知。
- 問合先
2012年度の採択結果 1件▼
2011年度 時限研究会 採択結果
2011年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
神経科学・リハビリテーション・ロボット工学のシナジー効果に関する研究会▼
略称:ニューロ・リハ・ロボ研究会(NRR研究会)
開催:2011年6月27日(九州工業大学)
世話人:坂本一寛先生(東北大学)
実施報告▼(日本神経回路学会誌 Vol. 18, No. 3 (2011), 170-172 掲載)
2011年度 時限研究会 公募
2011年度の日本神経回路学会時限研究会を募集します。
以下に概要を記します。
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2011年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2010年12月24日(金) 必着 締切ました
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 問合先
2011年度の採択結果 1件▼
2010年度 時限研究会 採択結果
2010年度は下記の研究会を時限研究会として採択しました。
神経科学・リハビリテーション・ロボット工学のシナジー効果に関する研究会▼
略称:ニューロ・リハ・ロボ研究会(NRR研究会)
開催:2011年6月27日(九州工業大学)
世話人:坂本一寛先生(東北大学)
実施報告▼(日本神経回路学会誌 Vol. 17, No. 4 (2010), 197-199掲載)
2010年度 時限研究会 公募
日本神経回路学会では,2010年度は3件程度の時限研究会を公募します.
皆様からの積極的なご応募をお待ちしております.
- 対 象 2010年2月~12月までに実施する研究会1件
- 金 額 30万円以内
- 応募締切 2009年12月25日(金) 必着 締切ました
- 応募先 下記計画提案書に必要事項を記入の上、e-mailにて
まで送付してください。計画提案書、実施報告書など必要な書類は、 内容が同じであれば、
Texなどで自作していただいても構いません。 - 問合先
2010年度の採択結果 1件▼
2010年度 時限研究会 採択結果
日本神経回路学会は2009年度の時限研究会として下記の3件を採択しました。 | |
(1)身体知機構研究会 | 世話人:水原 啓暁 |
(2)脳科学若手研究会 | 世話人:竹村浩昌 |
(3)脳科学と工学の融合を目指す,脳から着想を得たシステムに関する研究会 | 世話人:夏目 季代久 |
日本神経回路学会 時限研究会担当理事&企画理事
市川道教(ブレインビジョン株式会社),原 一之(東京都立高専)
斎藤利通(法政大),中内茂樹(豊橋技科大),廣瀬 明(東大)
2009年度の採択結果 3件▼
2008年度 時限研究会 採択結果
日本神経回路学会は2008年度の時限研究会として下記の2件を採択しました。 | |
(1)システム神経生物学スプリングスクール2008 | 世話人:作村 諭一 |
(2)身体知機構研究会 | 世話人:水原 啓暁 |
日本神経回路学会 時限研究会担当理事&企画理事
市川道教(ブレインビジョン株式会社),三好誠司(神戸市立高専),
池田和司(京大),斎藤利通(法政大),村瀬一之(福井大)
2008年度の採択結果 2件▼
2007年度 時限研究会 採択結果
2007年度の日本神経回路学会は時限研究会として下記の4件を採択しました。 | |
(1)システム神経生物学スプリングスクール2007 | 世話人:作村 諭一 |
(2)第3回人工頭脳工学シンポジウム | 世話人:和久屋 寛 |
(3)ブレインネットワークコミュニケーション研究会 | 世話人:竹市 博臣 |
(4)Neuro2007シンポジウム 神経回路による情報処理の新しい概念: ニューロン説を超えて |
世話人:宮川 博義 |
日本神経回路学会 時限研究会担当理事&企画理事
市川道教(ブレインビジョン株式会社),池田和司(京都大),
石井信(奈良大),斎藤利通(法政大),村瀬一之(福井大)
2007年度の採択結果 4件▼
2006年度 時限研究会 採択結果
2006年度の日本神経回路学会は時限研究会として下記の3件を採択しました。 | |
(1)感覚・知覚・運動生成の潜在的インタラクション ―プレディクション・ポストディクションの視点から |
世話人:五味裕章 |
(2)プラットフォームシミュレータを用いたグリア- ニューロン回路網の理解 |
世話人:青西 亨 |
(3)分子から行動に至る脳神経系メカニズムのシステム的理解 「システム神経生物学スプリングスクール 2006」 |
世話人:作村 諭一 |
市川道教(ブレインビジョン株式会社),石井信(奈良先端大),樺島祥介(東工大)
2006年度の採択結果 3件▼
日本神経回路学会 戦略的企画・時限研究会担当理事 毛内 拡(お茶の水女子大学),間島 慶(量子科学技術研究開発機構) |